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ぎんのひげ

介護のこと

老犬・老猫の夜鳴き — 原因の切り分けと、家でできる対策

※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断・治療の代わりにはなりません。気になる症状は、かかりつけの獣医師にご相談ください。

夜になると鳴きつづける。高齢の犬や猫の介護で、飼い主さんの睡眠を最も削るのがこの「夜鳴き」です。まず知っておきたいのは、夜鳴きは多くの場合わがままではなく、体や心からのサインだということ。叱っても解決しにくく、原因に応じた対応が必要です。

まず「病気のサインでないか」を切り分ける

対策を考える前に、受診で確認したほうがよいケースがあります。次のような様子があるときは、環境調整の前に一度動物病院で相談することをおすすめします。

□ 急に夜鳴きが始まった/短期間で強くなった

□ 体のどこかを触ると痛がる、動きたがらない(痛みの可能性)

□ 水を大量に飲む・トイレの回数が変わった(内臓の不調の可能性)

□ 昼夜が逆転し、壁に向かう・同じ所をぐるぐる回る(認知機能の低下の可能性)

□ 食欲・呼吸・歩き方にいつもと違うところがある

痛みや病気が背景にある場合、そこへの対処(痛み止めや基礎疾患の治療など)で夜鳴きがやわらぐことがあります。自己判断で様子を見つづけるより、まず切り分けることが近道です。

家でできる環境・生活リズムの工夫

受診で大きな病気が否定された、あるいは加齢による変化とわかったうえで、家庭でできる工夫をいくつか挙げます。すべてを一度にではなく、できそうなものから試してみてください。

  • 日中に軽い刺激と日光を — 短い散歩や日向ぼっこで昼夜のリズムを整える。昼に眠りすぎると夜に活動しがちです。
  • 不安を減らす寝床 — 飼い主の気配が届く場所に寝床を移す、囲われた安心できるスペースをつくる。
  • 暗さ・寒さ・脱水のケア — 常夜灯、保温、寝る前の水分・トイレ。夜中に不快で目覚めない工夫を。
  • ぶつからない導線 — 目が見えにくい子は、家具の角の緩衝や通り道の確保で不安が減ります。

飼い主さんが倒れないために

夜鳴きの介護は、対応する人の睡眠不足と孤立が深刻になりがちです。認知機能の低下によるものなら、獣医師と相談のうえで生活の質を保つ選択肢(食事・サプリ・薬など)を検討できることもあります。それでも在宅が限界に近いと感じたら、夜間も見守りのある老犬・老猫ホームの一時預かりで、介護する側が休むことも立派な選択です。

症状や気づいたことは、記録しておくと受診時に役立ちます。日々の様子は介護ノートにメモしておくと、変化に早く気づけます。

介護する側も、少し休んでいい

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